車1台で出発し、車内で宿泊。公共交通機関を予約したり、時間に合わせて行動したりする必要のない車中泊旅行は、自由で開放的な時間です。
しかし、車中泊スポットを見つけるのは簡単ではありません。車中泊を禁止する施設が年々増えているからです。行き当たりばったりで車中泊スポットを探すのは、時間を浪費するだけ。
そこで今回は、車中泊スポットの選び方や、無料で車中泊できるおすすめスポットを紹介します!
車中泊スポットの選び方|安全性と利便性のポイント
ホテル代がかからないとはいえ、ガソリン代や食費など、車中泊には多くのコストがかかります。少しでも旅費を抑えるためには、車中泊スポットの利用料は節約したいですよね。
無料で泊まれる車中泊スポットを選ぶ際は、安全性と利便性を確認しておきましょう。
安全性は最重要ポイント!
車中泊を楽しむ上で、安全性は絶対に妥協できない要素です。
不安を抱えたまま眠っても、熟睡できずに充分な休息がとれません。寝ている間に、盗難や事故に巻き込まれる可能性もあるでしょう。
安全性の高さを確認するポイントは、以下の2つです。
- 周辺の治安情報をチェック
- 照明や防犯カメラの設置状況を確認
治安の悪い場所は、どんなに利便性が良くても避けるべきです。また夜間の明るさや防犯カメラの設置状況にも注目しておくと、より安全に車中泊ができますよ。
アクセスと利便性もチェック
治安の良い地域であっても、アクセスが良好でなければ、到着までにストレスを感じさせるでしょう。
舗装されていない山道や、離合が困難な狭い道は、運転に自信のある人でも疲れを増長させます。また周辺に生活施設がないと、トイレや食事の準備などが不便に感じるでしょう。
快適な車中泊には、アクセスと利便性のバランスも重要です。
- 近くに飲食店やコンビニなどの生活施設があるか確認
- トイレやシャワーなど、水まわりの有無をチェック
車中泊は許可されている?
先述したように、車中泊を禁止するスポットが増えています。
去年まで車中泊が可能だった場所でも、ルールが変更されている可能性があります。車中泊が許可されているかどうか、出発前に確認しておきましょう。
- 駐車場の利用制限や時間帯に注意
- 車中泊マニュアルや地域のルールを確認
無料で泊まれる車中泊スポット4選
車中泊する場所を探すポイントを押さえたところで、無料で泊まれるおすすめスポットを紹介します。
北海道から九州まで、無料の車中泊スポットはたくさんあります。ぜひ、近隣の車中泊スポットを探してみましょう。
道の駅
「車中泊といえば道の駅でしょう!」と思った方は、ちょっと待った!
道の駅は、ドライブ中に休憩するための施設で、基本的には誰でも無料で利用できます。しかし、豪快にBBQしたり、ゴミを放置して帰ったり、夜遅くまで騒いだりする一部のマナー違反者が社会問題化しました。
最近では、車中泊を禁止している道の駅も多くなっています。
仮眠程度であれば問題ありませんが、仮眠と宿泊の区分が難しいのも事実…。車中泊を禁止していない道の駅であっても、マナーを守って利用しましょう。
SA/PA
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでも「車中泊はご遠慮ください」と、お願いしているところがあります。
やはりマナー違反者による迷惑行為が目立ってきた背景や、駐車スペースを長時間占拠されてしまうデメリットからでしょう。コンビニやトイレ、シャワーなどが設置されているため、便利で安全性の高いスポットですが、車中泊が許可されているかは要チェックです。
公園の無料駐車場
公園に併設された無料駐車場でも、車中泊ができる場合があります。
海辺の公園や山の上にある展望公園など、ネットで検索すると、意外と多くの無料駐車場がヒットします。ただし夜間に閉鎖される駐車場もありますので、利用可能時間には注意が必要です。
オートキャンプ場
「無料で使えるオートキャンプ場なんかあるの?」と、思われそうですが、実は無料のオートキャンプ場は日本全国にたくさんあります。
自然豊かな場所にあるため、利用者が少ないのもメリットです。炊事場やトイレが完備されていますが、衛生管理にはバラつきがあるでしょう。
事前予約が必要なオートキャンプ場もあるため、ネットで調べたり、電話で問い合わせたりしておくと安心です。
まとめ
無料で車中泊できるスポットには、道の駅やSA/PA、オートキャンプ場などがあります。車中泊が禁止されていないか、必ず確かめたうえで、利用しましょう。
車中泊が許可されている場所でも、基本的なマナーやルールの遵守は社会人としての務めです。騒音や明かり、ゴミ処理には注意し、周囲の人に迷惑をかけないように気をつけましょう。
車中泊できるかどうかは、ネット上の口コミやレビューを参考にし、最新の情報をチェックしてくださいね!